「FXは専門用語が多すぎて難しそう。とりあえずなにを知っておけばいいのかな?」
上記のような疑問に答えます。
FX初心者が取引するにあたって、まず知っておかなければいけない専門用語は下記の8つです。
- レバレッジ
- スプレッド
- ロスカット
- 追証
- pips
上記はFXの取引において、利益が出るか損失が出るかに大きく影響するものばかりとなっています。もししっかり理解せずにFXをしていると、思わぬ損失を出してしまうかもしれません。
本記事では、FX初心者が知っておくべき8つの専門用語について解説します。
最低限の専門用語を理解して、少しずつFXに慣れていきましょう。
レバレッジ
レバレッジとは、自分が持っている資金以上の金額で取引を行うことです。
もう少し詳しくいうと、自分が持っている資金を担保に、FX会社から一時的にお金を借りて多額のお金を使って取引することを指します。
レバレッジを使うと、自分の資金だけでは生み出せないような利益を生み出すことが可能です。
例えば、自分は10万円の資金を持っていなくても、レバレッジを使って200万円分の取引をしたとしましょう。
そして、10%の利益が出た場合、利益額は20万円です。10万円の資金しか持っていなかった場合、利益は1万円にしかなりません。
このようにレバレッジを理解してコントロールできるようになると、効率よく稼いでいけるのです。
ただし、レバレッジをかけ過ぎると、その分損失額も増えるので注意しましょう。
レバレッジの倍率はFX会社によって異なっていて、国内FX会社では最大25倍、海外FX会社では100倍や500倍以上などの金額で取引できます。
スプレッド
スプレッドとは、FX会社が設定している通貨の売値と買値の差を指します。
例えば、ドルを買う場合は1ドル100円でも、ドルを売る場合は1ドル95円になるというイメージです。
もし100円を持っていて1ドルを購入した直後に、そのドルを売っても95円しか戻ってこないので5円分損します。
その差分はFX会社の利益となるのです。つまり、FX会社が設定している手数料のようなイメージとなります。
スプレッドの存在を知らずに取引していると、間違えてもすぐに売れば損しないと勘違いしてしまいがちです。
利用するFX会社がどの程度のスプレッドを設定しているか確認して、それも込みで利益が出せるか考えられるようになりましょう。
ロスカット
ロスカットとは、自分がしている取引で一定以上の損失が膨らんだ際に、強制的に取引が終了させられる仕組みです。
損失が膨らみすぎて、取り返しのつかない事態になることを防ぐためにあります。
通常、ロスカットされる基準の損失額は、FX会社の口座に入金している自分の資金に対して一定の割合を乗じた金額です。
いくらの損失が出たらロスカットされるのかあらかじめ把握しておき、そこまでの損失額にならないように投資額やレバレッジの倍率を調整しましょう。
追証
追証とは、あまりの急激な損失にロスカットが間に合わず、賄いきれない損失額を追加で入金しなければいけなくなることです。
FXをやると借金を抱えてしまうと噂されるのは、追証という仕組みが関係しています。
追証を受けないように、口座の資金と取引額、レバレッジの倍率などをしっかりと管理する必要があるのです。
ちなみに、海外FXではそもそも追証がない会社があります。もし急激な損失が発生しても、海外FX会社側が負担してくれるのです。
例えば、forexlandという海外FX会社は、追証が発生しません。初心者のうちは、できるだけ追証の心配がない海外FXを利用するのがおすすめです。
pips(ピップス)
pipsとは、FXにおける通貨の共通単位です。
通常、pipsがどれくらい動いたかという基準で、通貨の値動きを把握します。
1pipsは通貨ごとに異なっており、代表的な通貨では下記の通りです。
対円:0.01円(1銭)
対米ドル:0.0001ドル
対ユーロ:0.01銭
pipsを基に、通貨の細かな値動きを把握して、取引結果の分析に役立てることができます。
最低限のFXの専門用語を学んでムダな損をしないようにしよう!
FX初心者が最低限知っておくべき専門用語は、下記の通りです。
- レバレッジ:自分が 持っている資金以上の金額で取引を行うこと
- スプレッド:FX会社が設定している通貨の売値と買値の差
- ロスカット:自分がしている取引で一定以上の損失が膨らんだ際に、強制的に取引が終了させられる仕組み
- 追証:あまりの急激な損失にロスカットが間に合わず、賄いきれない損失額を追加で入金しなければいけなくなること
- pips:FXにおける通貨の共通単位
本格的にFXを始める前に、上記はしっかりと学んでおきましょう。