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今回は、FXが危ないと言われる理由10選について解説していきたいと思います。
FXが危ないと言われる理由10選
損失のリスク
当然ですが、FXには利益を得られるメリットの裏に損失のリスクがあります。
例えば、1万円の取引であれば1万円の損失で済みますが、100万円の取引であれば100万円失う可能性があるわけです。
ただ、この損失のリスクは取引額に応じ発生するもので、取引の仕方によって小さくも大きくもできます。
「取引に使う全額を失っても大丈夫」という場合には、取引を行っても問題ありませんが、
逆に取引資金を失いたくない場合は、余分なお金ができてからFXを行いましょう。
一般的に「損失のリスクがあるから危ないもの」とFXは言われがちですが、リスクのコントロールは可能です。
ただ、初心者の多くがメリットに飛びつき、失うと生活できないという程の資金をつぎ込んでしまっています。
そのため、FX=危険と言われているわけです。
損失のリスクについては「取引の仕方」によってかなり制限できる部分なので、極端におびえる必要はありません。
FX=危ないものではなく、「取引の仕方を誤ると危ないもの」という認識を持ちましょう。
メンタルが崩れやすい
FXでは、会社で働く場合と違い、一瞬で儲けも損失も出ます。
そのため、初心者であるほど「お金の増減」に一喜一憂しがちです。
こうした感情の揺れは、精神面での摩耗が大きくメンタルが崩れやすくなります。
例えばですが、SNSなどで「パチンコ店で大騒ぎする人」や「ゲームに負けて叫ぶ人」などを見たことはありませんか。
FXでメンタルが崩れた人というのは、こうした精神状況に該当するかと思います。
FXは冷静に取引できないと、かなり負け筋を引きやすいジャンルの投資であるため、可能な限りメンタルを揺らさないよう注意してください。
具体的には、
- 資金に余裕を持つ
- 慣れるまでデモトレードを行う
などです。
FXはメンタル勝負と言われるほど、精神面が重要となります。
おすすめは「お金の増減を見えないよう付箋などで隠すこと」。
大きな損失を出してしまう前に何かしら対策を打つのがおすすめです。
その他には、取引金額をできる限り小さくすることや、デモトレードで取引を慣らすなどがおすすめ。
ただ、デモトレードは本番の取引と感覚が違うため、注意してください。
常に勉強が必要
FXの相場は、時間軸によりますが為替なので流れが比較的速いです。
そのため「1度覚えた知識や経験がずっと通用する」とは限りません。
経験則は大事ですが、通じなくなったときに切り替えなければ大きく損をします。
そのため「世界情勢」や「分析の仕方」「相場傾向」などを自分なりに掴んでいったり、常に学んでアップデートしていったりなどする必要があります。
多くの方はこの「学び続ける」といったところが中々できず、損失を膨らましやめていくので注意してください。
特に「楽に稼げそう」といった半端な気持ちでFXを始めた方ほど、無策に相場へ突っ込み負けていきます。
一時期Youtuberは楽に稼げる仕事じゃない、と話題になりましたがFXも同様です。
また、初心者ほど「1度学んだこと」に満足してしまい、ちょっとしたイレギュラーに足元をすくわれやすいです。
そのため、FXで成功したいのであれば「現状に満足せず、定期的に学ぶ」という意識を持つようにしてください。
成功する人ほど勉強好きであることが多いため、自分を変えられるよう頑張りましょう。
お金がかかる
fa-warningこれは当たり前の話なので「無料でお金を稼ぐ方法」を探している方は、今すぐその考えを捨ててください。
まず、FXは投資であるため「お金でお金を稼ぐ」というのが本質です。
つまり利益を出そうと思うと、ある程度まとまったお金を必要とするわけです。
ただ利益だけでなく「損失のリスク」もあるため、曲解されて「FXはお金が一気に無くなるもの」というイメージがついてしまっています。
実際には「貯金を全額使ってFXする」といった無茶な投資をしない限りは「お金が急に0になる」ということはありません。
あくまで余裕な金額の範囲でお金を使い儲けるのがFXなので、自分にとっての余裕を見定めましょう。
元手に対して、適切なリスク(3~5%)を保ちつつ取引するのが、最も安全で効率的とされています。
ただ、余裕のない方や欲の深い方ほど全額をかけてしまうといった極端なやり方をしがちですので注意してください。
基本的にFXは「落ち着いてやれば安全なもの」であると認識しておいてください。
情報の正誤を判断できない
FXや各種投資では「YouTube」や「Twitter」など、様々なSNSで情報発信している方が大勢います。
そのため、新規参入のハードルが下がっており、あまり自分で調べずとも気軽に始められます。
ただその分、誤情報が流れるリスクも増えてきていることを知らなければならないのですが、それに気が付かない初心者が増えており失敗するケースが後を絶ちません。
「情報の正誤」はFXにおいては特に命取りとなります。
まずはネットで学ぶのではなく書籍で学んでみてください。
また、可能であれば売れていて多くの方からレビューされているような書籍を選びましょう。
もし、書籍の購入が難しいようであれば、Web上の複数の記事を比較するのもOKです。
5~10記事ほど参考にし正誤をはかると良いと思います。
また「FX会社のセミナー」をもとに学ぶといった方法もおすすめ。
ただ、申し込みが必要である上、開催がWebでないことがありますので、しっかり確認はしてください。
また、学んだ情報が誤っていると、のちのちに響くような「クセ」がついてしまいやすいです。
初心者の多くはそうしたクセを自力で直せずFXをやめていくので、注意してください。
トレードルールを決めていない
多くの初心者トレーダーが失敗する理由の一つに挙げられるのがトレードルールを決めていないということです。
トレードルールとは,,,
これを決めていないと、その日の調子や気分に取引が左右されてしまうため、負け筋を拾いやすくなります。
具体的には
- 日によって取引回数が違う
- 気分で取引通貨を変えてしまう
といったことをしているとリスク高めなので、今すぐにでもルールを作りましょう。
具体的に、ルールを作る上で組み込むべき項目として
- 取引する回数を何回にするか
- 取引する通貨を限定するか
- 勝った後、負けた後はどう対処するのか
などがルールに組み込んでほしい項目です。
特に負けた後の対処と取引回数の制限は絶対に決めてください。
この2つがなぜ必要なのかと言えば、メンタルが崩れる原因となるから。
例えば取引回数が多すぎれば、分析が荒くなったり、負け筋を拾いやすくなったりします。
加えて、負けた後に何の対処もしていないと、初心者ほど取り返そうとして損失を増やします。
具体的な対処についてですが「負けた後は数時間取引しない」といったルールがおすすめ。
負けた後は冷静になれるだけのクールタイムを設けるようにしましょう。
負けを取り返そうとする
FXに限らず、お金に絡んだ何かに負けたとき人間は「冷静」ではいられなくなります。
例えば、パチンコや競馬で負けた時などの人の姿を思い浮かべてください。
恐らく多くの方が納得できると思います。
実を言うと、特にFX初心者の方ほどそうした傾向が強く出ます。
そのため、取り返そうと躍起になり損失が数倍に膨れ上がることも。
多くの場合
- お金に余裕がない方
- やる気が凄まじい方
- 勉強し知識がついてきた方
- 熱い性格の方
などは、ミスを取り返そうと躍起になりがちです。
投資においては「如何に冷たく数字を追えるか」が重要となりますので、上記に該当する方はまず負けた後の対処やマインド面から作っていきましょう。
例えばですが「負けたらクールタイムを作る」などの工夫を行い、冷静になってから取引するのがおすすめ。
冷静さを欠くのがFXでの一番の負け筋です。
また、FXで上手くいかない初心者ほど「なんで勝てないんだ」と力みがち。
負けた時はなぜ負けたかを知るのが大事なので、感情的にならず分析するよう努めてください。
1日中トレードをする
よく「1日中トレードできると聞いてやってみたら大損した」という話を耳にしますが、これは当然の結果なので絶対にやめてください。
初心者の方に多い勘違いなのですが、1日中トレードできるからといって1日中トレードして儲けられるわけではありません。
正確には、1日中市場が開いているから「理論上は取引できるよ」ということだと思っていてください。
つまり、取引で勝てるタイミングや勝ちやすい相場が来るタイミングは限られており、取引できない日も出てくるわけです。
そのため、簡単に稼げるらしいなどと安易に考えるのはやめましょう。
また、FXのトレードには「分析の手間」や「勝ち負け」がつきまとうため、多くの初心者は精神的疲労から数時間程度で取引できなくなります。
仮に、1日中トレードできたとしても試行回数が多い分、大きな負けを生む可能性も膨らんでいきます。
そのため、トレードルールなどで取引回数を制限するのがおすすめです。
目先の欲に目がくらむとFXでは大きな損失を出すため、注意しましょう。
他人の手法を丸パクリする
SNSではよく
- 使っている手法の解説
- 手法の配布、販売
などが行われていますが、この手法を丸パクリして運用するのはやめましょう。
特に販売されているツールや手法は、素人が考えた机上の空論であることが多いです。
仮に手法が正しかったとしても、多くの場合うまくいかず時間とお金を浪費するだけです。
なぜなら、基本的に理想の相場が来たとしても、初心者と手法を作る人間では、知識や経験の量が段違いであり、エントリー後にイレギュラーが起きれば破綻してしまうからです。
つまり、手法通りに毎回うまくいくとは限らず、ある程度は「取引する本人」が対処できることが必須というわけです。
世の中に初心者が手放し・知識0で勝てる手法はありませんので注意しましょう。
また例え、知識のない方が言われた通りの手法を使えたとしても、相場はその通り動かないことの方が多いです。
余計な損失を生むことになりますので、注意しましょう。
可能な限り自分で手法を作り、難しい場合には他人の手法をアレンジするよう心掛け、自分の知識や経験を糧に改善していってください。
分析をおろそかにしている
当たり前の話ではあるのですが、取引を行う前の分析をおろそかにしていてはうまくいくわけがありません。
例えるなら、どんなに美味しい肉があったとしても、下処理の血抜きをしていなかったり、保存環境が劣悪だったりするようなものです。
分析を怠るという行為は、FXにおいて自傷行為でしかないので面倒に感じたなら取引をしない方がマシです。
ただ、初心者の方ほど慣れていないので「分析」を面倒に感じやすく、中途半端な分析でエントリーし後悔する傾向にあります。
気持ちはわかりますが、自分を守るためにもきちんと取り組むようにしてください。
また、分析は勝つためのものでもありますが、負けを少なくするためのものでもあります。
なぜなら先の見通しが立っていれば、予想と反対に動いたとしてもすぐに損切りする算段が立てられるから。
イレギュラーにも対処できるようになるため、勝率が段違いとなります。
また、初めは分析が間に合わずエントリーポイントを逃してしまうことも多々あるかと思いますが、初心者のうちはみんなそんなものです。
少しずつスピードは上がっていくので焦らずやっていきましょう。
まとめ
今回はFXが危ないと言われる理由を10つ挙げてみましたがいかがでしたか?
よくよく見てみると、落ち着いて冷静にトレードを行えば、何も問題ないことばかりです。
1つでも理由に当てはまった方は、ぜひ一度自分のトレードスタイルを見直してみましょう。